母とキンピラゴボウの思い出
かあちゃん、泣きながらご飯食べてました。
私は東京生まれ東京育ちの33歳。子供の頃、両親は共働きで、いつも帰りが遅かったです。
忙しい中、食事を用意する母の座右の銘は「安くて簡単うまいもの」
手の込んだ料理ではなかったけれど、私は母の作るご飯がいつも楽しみでした。
そんな母との忘れられないエピソード。
私が日本料理の板前になってすぐ、母がお店に食べに来てくれました。
厨房から様子を見ると、そこには私が作ったきんぴらごぼうを、涙を流しながら食べる母の姿がありました。
料理人一年生が作った不器用なきんぴらでしたが、母と子の絆を確認するには十分な一皿でした。
時が経ち、私も人の親になりました。
子供たちが大人になった時、家族で囲んだ食卓がいい思い出になればと思います。
だからこそ、安心安全な新鮮野菜をはじめ、扱う食材に日ごろからこだわりたいと考えています。
あなたには、どんな食卓の思い出がありますか?
アイカフェファーム 高木