
高級料理の正体
高級料理ってなんなんでしょうね。
東京のレストランで働いていたころ、私が知る高級料理とは、仕込みから提供までに何時間もかかるような、調理工程が100も200もあるような、ものすごく複雑で、何人もの人手がかかるものでした。
しかし北杜で真に美味しい野菜と出会って、その考えは崩れ去りました。
それはなぜか。
ここの野菜が美味しすぎるんです。
私たち料理人は、手間ひまかけた料理はつくれても、美味しい食材を作ることは出来ません。
もうひとつ気付いたこと。
それは、この美味しいオーガニック野菜ひとつひとつに、既に農家達の惜しみない手間ひまが膨大にかけられているということ。
私にできるのは、野菜を育てる農家と自然の恵み、生命力あふれる野菜の味わい全てに感謝し、その敬意を表した一皿を作る事。そして、この気付きと感動を一人でも多くの人に届けることが、私の使命と感じます。
今、この動画を見てくれているあなたにも、私の情熱が伝われば嬉しいです。