ハネダシ野菜なんて、ないんです。
親として恥ずかしい!
5歳児に気付かされました。
この間、娘と一緒にハネダシ人参の調理をしていた時のこと。
キズがあったり、曲がったりの人参たちです。
娘は人参を一本ずつ手に取って
「この子は面白い顔、この子は元気な顔」と性格診断していました。
彼女にとって、これはキズではなく、人参の個性だったのです。
お友達にいろんな子がいるのと同じ感覚で、人参を見ていたのです。
私はハッとすると同時に、自分が恥ずかしくなりました。
顔も身長も性格も、みんな違ってあたりまえ。
野菜だって、ひとつとして同じ物は育ちません。
それを「規格」という型に無理やりはめようとするから、ハネダシが生まれてしまう。
本来、ハネダシ野菜なんてものは存在しない。
私たち大人のわがままが、ハネダシ野菜を作っていたのです。
あなたが今日、買い物で出会うのは…
ハネダシ野菜でしょうか?個性的な野菜でしょうか?