畑に砂糖を撒いたら…野菜は甘く育つのか!?

畑に砂糖を撒いたら野菜も甘く育つんですね!

この前、農家さんが持ってきたほうれん草。

私に手渡して一言「おい、これ食ってみろ!飛ぶぞ!」

一見すると、葉先の茶色く枯れたB級のほうれん草。

とても出荷できる代物ではありません。


試しに一口かじってみると…

「あーまい!うまい!なんだこれ!」

その甘さは砂糖菓子レベル!

料理人のわたしも出会ったことのない驚愕の美味しさでした。


曰く「畑に砂糖撒いて育てたんだ」と。

「どうりで甘いわけだ」って、そんなわけは無いんです。


強烈な甘さの秘密は、ほうれん草の限界を超えた先にありました。

畑の土も凍り付く極限状態の中、彼らは必死の思いで生き延びていました。

糖度を上げることで寒さから身を守り、たとえ葉先は枯れても、厳しい冬を耐え忍んでいたのです。


私はその枯れた葉に命のドラマさえ感じました。

あなたの美味しさの基準は「見た目の美しさ」ですか?

それとも「真の美味しさ」ですか?